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ヨーホートラバース全体図 |
4月13日から5泊6日で氷河スキー縦走をガイドさせて頂きました。
内容が濃い6日間のツアーでしたので、何回かに分けて報告させて頂きます。
氷河スキー縦走、通称トラバースについては過去何度も取り上げていますが、念のためもう一度説明させていただくと、通常のバックカントリー装備+氷河(ロープやハーネス)装備を使用して、カナダの氷河の上を歩きながら、山小屋を縦走していくスタイルの登山です。
ロッキーの氷河スキー縦走の季節はズバリ春。春は、日照時間が長く、気温が緩み、標高が高い(2500m-3200m)場所にいるので雪質が良い、と条件が揃うためです。
今年は例年になく春の気温が高く、低い標高のバックカントリーは全て終了していましたが、この氷河縦走的には最高のコンディションでした。4月-5月上旬がシーズンですね。
ちなみに、氷河スキーと言っても青い氷の上をガリガリ滑るわけではありません。氷河の上の通常雪が1m-10mほど積もっているので、見た目は普通のバックカントリーと変わりません。念のため。。
過去の氷河縦走の記録はこちらから
今回のお客様は福島からお越しの佐藤様。去年も滑りにいらしたので今回で2回目のロッキーでのスキーとなりました。去年はキャットスキーとボウハットに2泊されました。その際に話した氷河縦走が今年いきなり実現したわけです。んー佐藤さんの行動力に脱帽!
去年のツアーの様子はこちらから
距離:8km、標高差:390m、行動時間4時間45分
トラバースは縦走スタイルなので、ゴールとスタートが違う場所です。なので初日のこの朝は車2台で移動、ゴール地点に1台をデポしもう1台でスタート地点に向かいました。
ロッキーは公共交通機関が発達していないので、この辺は個人旅行の人たちへのハードルを上げてしまいますね。
異例といえるほど暖かい4月なので、湖の結氷状況が気になっていましたが、湖はきっちり凍っていてくれ、またキャニオンの底を歩く部分も基本は問題なく渡れました。一安心。
山小屋にも順調に到着しまだ日は高かったですが、まだまだ長丁場の行程なので、この日は小屋でゆったりしました。60歳を超えている佐藤さんですが、4時間半での山小屋着はコースタイムどおり。素晴らしい体力ですね!
今回はボウハットに2泊するので、この日は小屋を起点に氷河登山にでかけました。
朝方は少し雲が出たり入ったりしましたが、登りつれて雲が晴れ最高の景色を楽しむことができました。登頂後1本滑り、雪がいいので登り返しもう1本。最後はまた雪が降ってきましたが、日中はほぼ晴れていたのでラッキーでしたね。
佐藤さんも「なんだこの気持ちよさは~」って叫んでました!