セスナでの全体図。時速160kmで約1時間なので、湖からベースまでは約160km。 その間、ずーと氷河。 |
初日の行程のGPSログを、Google Earthに重ねた図。この付近の写真はなぜか青みがかかっている。 |
2010年5月17日 Day1
距離:6.5km
標高差:550m(2750m-3300m)
行動時間:6.5時間(11:20-18:00)
朝:ラーメン、昼:ベーグル+ハム+チーズ、前菜:Knorスープ、夕:サイドキックス
サプリ:Amino Vitalx2、VitaminE,Cx2、薬:ダイアモックスx1
ほったて小屋から起きだし外を見ると今日も快晴。風もないのでいよいよフライトだ。
パイロットは、Don。父親も付近のパイロットという筋金入り。 2008年の8月にガイドでバックパッキングをしたスリムズリバー(遡上に一泊二日)をあっという間に通り過ぎ、氷河がつくる黒いヒダで世界的に有名なカスカウォルシュ氷河に入っていく。
その後は氷河に沿ってひたすら飛ぶと、前方にでっかい塊が見えてくる。
ローガンはまさに山というより、塊。英語ではLogan Massiveといわれるが、あのどっしり感はあまり他にはない。
1時間程飛行の後に、無事に氷河の上に着陸。昨日入った別のグループがすでにいるが、その他は静寂そのもの。遂に我々のローガン登山がスタートしたのだ!
当初は着陸したベースキャンプに一泊し、3300mのCamp1(C1)まで荷揚げする予定だったが、なんかめんどいので一気に行くことに。
3週間分の荷物がひとつのバックにはいるわけもないので、この手の登山はソリを利用する。
ソリの上に乗せたダッフルは恐らく40kgぐらい。ザックは20kgと抑えめ。
初日は標高差550mでクレバス帯を早速通過する。危ない場所もなく、体力があり、時間をかければ一気に行くことはそんなに難しくはない。ちなみにダブルキャリーという。
約6時間でC1到着。標高も低くたいして風もないので、ブロックも積み上げずに、テントを張った。
既に頭が少し痛く、高山病の兆候がでていたが、体調的には問題ない。
さーフライト。既に顔黒くない? |
パイロットのDon Jeck。腕はたしか |
飛行速度は100-120マイル(160km-200km) |
出口付近の氷河はまだ標準サイズ。これでもロッキーのより全然大きいけどね |
氷河はどんどん大きくなる。 これを見れただけで来た価値あり |
はい、氷原。こんな景色がどこまでも続く |
起伏のある場所はクレバスが綺麗な模様をつくっている |
氷河に到着 |
下山後セスナがすぐ来るとは限らないので、5日分ほどの食料をデポ。
深く掘って、プラスチックケースなどにいれておかないと、カラス(ここにもいる!)にやられるので注意。実際にやられているグループもいた
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デナリ登山の際の旗があまっていたので、持ってきた |
早速重い荷物を持って出発。クレバス帯をとおる |
C1+明日以降向かう方向、このくぼみがいわゆるKing Trench(トレンチは溝という意味) |
C1は氷河に囲まれた素晴らしい場所 |