デナリ/ マッキンリー登山 登山編 DAY13

写真は特にないので、小便ボトル。二人で1Lの容器だったけど、高度順応のために水をたくさん飲むので、容量が足りなかった。1人で1Lは必要です。
2004年5月20日 

夜はスーパー冷えた。マイナス20度使用の寝袋にマイナス5度の重ねて、さらに着れる物を全部来て寝たが効果なし。人生一番寒い夜だった。 
そもそも安売りで買った自分の寝袋は本当にマイナス20度対応のものだったのだろうか?タグにはマイナス8度と書いてあるが、そのタグが取りつけ間違いなので安売り。みたいな商品だった。次回の高所はマイナス30度使用のを持参する予定。 

隣の韓国隊は3時頃おきて準備している。我々も5時に起きて準備するが、依然として強風が吹き荒れる。この分だと上部はもっとひどそうだ。とりあえず朝ごはんを作って食べるが、奥さんは高度障害にやられ食欲ゼロ。吐き気&頭痛とお決まりのセットに苦しんでいる。 
昼過ぎ朝出た韓国隊も引き返してくる、風が強すぎて断念したようだ。 
高度障害に効く薬を飲むがあまり効果がなく、今後の予定を考える。 
ここ数日間の天気も回復する見込みがないようなので、とりあえず一つ下のキャンプに下がることに。 
そこで、今後の天気予報をチェックし予定を決めることにした。 
帰りは奥さんに加え自分も高度障害の影響がでて、目が見えない。正確には焦点が合わない。 
稜線は強風が吹き荒れるわ、目は見えないは、奥さんは落ちそうになるわで、散々に痛めつけれ下山。レンジャーが下から我々を見てたらしく、帰った後心配された。 

そんな強風の中でも、南稜をソロで登ったペルー人に下山中に追い越された。強風の中一人で登ってさっさと帰ってきたそうだ。さすが。南米人。