ガイド業務も一段落した4月頭、2週目から始まる山岳スキーガイドの本試験に向けたトレーニング山行に、試験を一緒に受けるカナダ人の友人と一緒にいきました。
ちなみに、本試験は毎年30人弱が挑戦します。合格は6-7割ってところでしょうか?
トレーニング山行は普段行っているところより厳し目の場所に行き、自分の弱いところや限界を高めていきます。
今回行ったのは、アイスフィールドにあるサークピークをグルっと周るループコース。
このコースの核心部はリッジから懸垂でおりた後に滑るクーロワール。このクーロワール+情報のない稜線にロープで登り、アクセントをつけました。
距離13km、標高差1000mと行動的にはたいしたことなかったですが、稜線に上がる斜面がカチンコチンでしたがアイゼンがなかったのでアイスアックスで削りながら、ショートロプで登ったり、懸垂したりと、内容の濃い一日でした。
最初のコルに向け最後の登り |
通常コースはこのコルを左に一旦おりますが、我々は更に登ることに |
雪が固くキックステップもできなくなったので、 アックスでステップを削りだすことに。 これが疲れる! |
天気と景色は最高の1日でした |
目指すは右側のクーロアール。 これに裏側からアプローチします |
クーロアール上部 斜度的には滑れるのですが、岩が出過ぎているのでまずは懸垂滑降 |
クーロアール側から来た稜線を振り返る |
実はこの斜面は北向きでかなり雪質が良かったです。 危うく誘惑に負けてすべるトコロでした |
冬のアイスフィールド・パークウェイ |
こんな感じのコースでした。 GPSより |