Gear Review モンベル トレントフライヤージャケット

モンベルトレントフライヤージャケット

数年前の夏から使用しているモンベルのフラッグシップ雨具、”トレントフライヤージャケット&パンツ”のレビューです。

数十年前からモンベルといえば雨具。雨の多い日本の会社ですので必然的に雨具に対する要望も高く、結果良い商品を開発してくれたんだと思います。一方私の住んでいるカナディアンロッキーは雨がかなり少ない場所(わずか500mm!)なので、雨具に求められる性能も必然的に低くなり、そもそも雨具を持っていなく、冬用の薄いGoreのジャケットで兼用している人もいるくらいです。

そんな雨の少ないロッキーですが、降る時は降りますし、なんせ雨が冷たい!
洋服が濡れようもんなら、すぐに低体温症の恐れもありますので、しっかりとした雨具は必須アイテムと言えます。

このトレントフライヤーですが、まずは軽い!
ジャケットは205g、パンツは161gなので、上下でも500mlの水入りペットボトルより軽いことになります。夏の雨具には冬ほどの耐久性は必要ないので、軽くてかさばらないのは重要。おかげでパックの中にいつも入れておくことができます。

そして、安心のゴアテックスパックライトを使用しているので、抜群の防水透湿性を誇り、蒸れることなくしっかりとした防水性を確保してくれます。

ポケットは胸に1つ。軽量化をするために腰のポケットはないですが、雨具にそんな多くのポケットはそもそも必要ないので、胸だけで事足ります。
逆に胸のポケットは最低ないといろいろ不便なので、これがあるのは助かりますね。

フードは大き目にできているので、クライミングヘルメットを被っていても問題なく使えました。ただ、生地は薄いのでクライミングに使用するとひっかけ裂ける可能性があるので、注意しましょう。

雨具はいつも着るものではないですが、ジャケットは風よけなどの防寒対策としても着ることがあるので、性能が高く、軽いこのトレントフライヤーシリーズはお勧めです。

サイズですが、174cmの私はジャケットはいつものM。ただパンツはハイキングパンツの上から履く関係で1つ上のLを使用しています。

174cm、上はM、下はLを着用

下が大き目なので、足をあげる動作も問題なし

大き目のフード

ジッパが当たる顎の部分には、覆われているので不快感なし

フードを被った後、この紐を引くとぴたっとフィットします

ポケットは最低限必要な胸のみ。不便さはないです。

裾を絞るコード。
私は必要ないので切ってしまいました。

8gの軽量化に成功(笑)

クライミング時にも使用しました。
photo by Yuki Matsumoto