Gear Review モンベル クラッグステッパー

クラッグステッパー
様々なシチュエーションで活躍するアプローチシューズ”クラッグステッパー”のレビューです。

このシューズのカテゴリーはアプローチシューズ。
アプローチシューズとは、クライミングシューズを履く直前までのアプローチに使用、そしてトップアウトし下山する際にも使用するというカテゴリーのシューズです。

ロウカットなので、軽ハイキングやウォーキング、旅行にも使用できます。
片足の重量は472g。
前回レビューした、アゾロのレストンが445gなので、軽ハイキングシューズよりも重くなり、すごい軽いシューズというわけではないです。
ただ、クライミングの際はこのシューズをザックに入れて登攀する必要があるので、ハイカットのシューズだとザック内でかさ張ってしまうので、多少重くてもロウカットを選ぶ必要があります。重いといっても両足でも60gなので、ほぼ誤差の範囲ですが。

アッパーは天然レザーを使用しているので耐久性抜群、剥がれがちなソールとアッパーの接合部分もしっかり接着しているので、かなり過酷に使用した下山(砂利道の砂走り)のあとでも、ほつれも出ませんでした。また、Gore-texもインサートしているので防水性も問題なし。ローカットなので水深がある水はもちろんNGですが。

ソールは、モンベルのフラッグシップソール”トレイルグリッパー”を使用しているので、フリクションは最高。多少の岩場ならこの靴で問題なく登れちゃいます。実際ロックガイドの友人は5.9ぐらいまではこれで行くそうです。私は素人なので5.4ぐらいまではこれでOK。

7月に行ったリトルシスター(5.3)のルートのほとんどはこれで行きました。
下山の懸垂下降、延々と続く砂れき帯、最後の森林帯とタフなコンディションでも全く問題なかったです。

前述のとおり、アプローチシューズ用以外にも軽ハイキング、ウォーキングに使用できるので、とりあえず一足持っているとかなり重宝すると思いますよ。
デザインもかっこいいと思いますが、どうでしょう?

靴紐は細びき的なもので耐久性があると思われるが滑りやすい。
写真のような二重止にすると緩まないのでおすすめ

カスケードマウンテンのクライミング中

グリップはかなりあるので安心に登ることができる