モンベル アルパインパンツ |
ハードシェルのパンツに求める機能は、クライマー、クライミングガイドの方とはかなーり、違います。
今回のレビューは、ハードシェルパンツを山岳スキーという環境でおこなった時のものです。
クライミングにもしくはゲレンデでのスキーで使用した感想と、かなり違いますので予めご了承下さい。
モンベルのアルパインパンツ。
名前の通り恐らくアルパインクライミング、登山、そしてゲレンデスキー用のパンツでしょう。
シルエットは細めのパンツです。ただ、履いた時にびっくりするのはそのストレッチ度。ゴアテックスを使用しているのですが、ストレッチするので足を上下させても、窮屈感はまったくないです。
グッドポイントは、
1. 腰のベルト。これのお陰でベルトをしなくてOK。ベルトループもあるのでベルトの着用もできる
また、別売りでサスペンダーにもできるらしい。ベルトはハーネスと干渉したりするので、やはり無い方が望ましいです。
2. ストレッチ素材。上述のとおり
3. 上から下まで開くサイドのジッパー。オーバーパンツとしてクランポンをしている状態でも装着可能。ただ、これはマイナスポイントも一緒に存在します。
4. くるぶし内側のエッジガード。スキーをしていても擦りきれません
山岳スキーのパンツとしての改善ポイント
1. くるぶしまわりが細すぎて、ブーツのバックルに手が届かない。
ゲレンデと違って、山岳スキーは登り降りでバックルを頻繁にいじるので、余裕がほしいです。
2. 少ないポケット
左右2つのポケットが着いていますが、発汗量の多いスポーツの場合ジャケットを着ていないことが多く、メモ、無線、ビーコンなどを入れておく、カーゴポケットなどがあると便利です。
3. 上から下まで開くジッパー。これがあると寒気がジッパ越しに入ってきてロッキーの冬だとかなり寒かったです。また、寒気流入を防ぐためだと思うのですが、ジッパの上にカバーが付いており、ジッパーの上げ下げの際毎回ひっかかり、スムーズなジッパの上げ下げができません。
もし、このジッパーをベンチレーション的に使うのであれば、
ジッパーに紐が着いていないので、歩きながらだと中々ジッパを見つけられないのも難点です。
ジッパーのスタート地点がウェスト部分なので、ザックのウェストベルトと干渉してしまいます。
個人的な意見ですが、ブーツを脱がずにこのパンツを履けるように、フルジッパーがついていると思うのですが、多くのケースではこの手のハードシェルは最初から履くか、履かないかだと思います。つまり、フルジッパーでなく、通常のベンチレーションジッパーのみがあれば良いのではないでしょうか? クライマーの要望はやっぱ違うのかな?
ライド用のパンツがコントでるといいな~、と思う今日このごろです。
174cm、65kmがMを着用したところ スキーブーツだと裾が少し足りないので、Lでもよかった。 クライミングブーツであればOKでしょう。 |
ストレッチ度抜群! |
ビルトインのベルトのお陰で、すぐにアジャストできる。これは便利です。 |
左右にあるフルジッパー。 スタートが腰の地点なので、ザックのベルトと干渉してしまう |
ジッパーを覆う生地があるので、すっと下げることができない。 また、ジッパーについてる紐は後付です。 |
mont-bell(モンベル) (2011-12-12)