131204-07 Golden Alpine Holidays Winter guide training

メンバーの一部、ヘリが2分後に来るので全員集合できませんでした

前日のYamnuskaに続いて、Golden Alpine Holidays(GAH)のガイドトレーニングに12月4日から7日の日程で参加しました。

Golden Alpine Holidaysは3つのハット(サンライズ小屋、メドウ小屋、ビスタ小屋)と1つのロッジ(センチュリーロッジ)を持つバックカントリーツアリングロッジの会社。

センチュリーロッジでの去年ガイドの様子はこちらからご覧頂けます。
http://onsightcanada.blogspot.ca/2013/04/130309-23-gah-sentry-lodge.html

いくつかわかりずらい言葉が出てきましたが、まずはハットとロッジの違い。
基本的には、ハット < ロッジということで、ロッジは壁も厚く、トイレも室内、お湯&水も使い放題、電気なんかも水力発電であったりして豪華。

かたやハットは、トイレは外、水は凍った湖から組み上げ、個室ですが壁なんかも薄かったりして、ロッジより簡素な作り、それがハットです。

ただ、ハットは簡素とはいえ居住性は全く問題はないですので、ご安心を。
今回のトレーニングも、GAH社が持つ3つ持つハットの一つ、サンライズハットに泊まりましたが、
かなり快適に過ごさせて頂きました。

ハット内は簡素だが快適な空間

もう一つ耳慣れない言葉は、”バックカントリーツアリングロッジ”。
バックカントリーツアリングロッジについては、9月に発売された雑誌Powder Skiで紹介させていただきましたが、簡単に言うとヘリで入山して、そこからハイクアップするタイプのロッジのことです。
ヘリで入山するので、周辺はロッジ滞在者の貸切状態。いつもフレッシュなパウダーを滑ることができるのが売りです。
しかも、入山にしかヘリを使用しないので、いわゆるヘリスキー、キャットスキーと比べるとガイド付きでも断然価格がお得。

バックカントリーツアリングロッジへはヘリで入山
ヘリは小屋の目の前に着陸
8名様も入ればロッジを貸しきることもできますよー。

さて、GAHのトレーニングは全部で4日間。初日の午前中だけオフィスで後の日程は全てサンライズハットで行いました。
参加メンバーは、オーナー、ガイド3名と小屋番担当、料理担当、そして目玉は2人のプロスキーヤー!
GAHは、毎年12月の頭にプロを呼んでコーチをしてもらう、フリーライドキャンプを開催しているので、スタッフトレーニングにも来てもらったようです。
参加したプロは、HojiことEric Hjorleifson(4Front、アークテリクス、ダイナフィットがスポンサー)とMatty Richard(ロシニョール)。

ホージー

Hojiは言わずと知れた世界的ライダー、MattyもAll I canなんかにもでているトップライダー、
一緒にスキーしましたが、まー上手い。ほんとに感動しました。
日中のトレーニングの後は、みんなで酒を飲みながら雑談、世界トップのライダーと一緒に飲めるなんてうれしーっと、ミーハーな私は思っていたわけです。

実際のトレーニングはというと、
ロッジの全般の使い方(水汲み、サウナ、焚き木割り、雪かき、シーツ類の整理などなど)から、全員でツアリングしながらのルートファインディング、雪崩救出シナリオ、と多岐に渡る項目を、気温がマイナス20度以下の中、頑張ってやりました。

毎日朝と夜は、経験のあるガイドと一緒にガイドミーティング。まずは我々の意見を延べ、それに対して色々アドバイスをもらえる。メンターシップ制度といいますが、この経験者から学ぶことができるのは、ガイドの層が厚いカナダでガイド修行する大きなメリットの一つと言えます。

また、雪崩シナリオでは私がリーダー役をやらせてもらったので、少し緊張しながらも皆に指示をださせて頂きました。
こう言うチャンスに積極的に行かないと、いつまでたっても学べないのでこれもいい経験でした。

あっという間の4日間でしたが、かなーり有意義に過ごすことができました。
ただ、GAHでの実際のガイドは3月に入ってから、それまではディープパウダーはお預けです。
まずはシーズン中使用するヘリの説明、Bell 407というタイプ
 
きれいな夕焼け
 
朝は雲海が広がっていました

雲海をバックにハイクアップ

稜線付近は風でパックされた雪

先輩ガイドDaveと一緒に雪のチェック

小屋すぐ前の斜面

オーナーのJohnも皿洗いを手伝います

トイレの前の景色が実は一番綺麗

Kedという簡易ソリの練習

実は大きな寒気団が入ってきていたので、最高に寒いトレーに弘でした