Gear Review モンベル グラナイトパック40L レビュー




今回のレビューは、山には絶対欠かせないお供の”ザック”
レビューするのは、モンベルのグラナイトパック40Lです。
詳細は、こちらから。


ザックは、ハイキング用、バックパッキング用、クライミング用など、本当に色々な種類が各会社からでて、さらにリッターで表されるボリュームも様々。
一回買ったら10年ぐらいは使えるので、いざ買う時も頭を悩まされれますよね。

私の持論では、30L以下のバックならあまり悩まずに、外見が気に入ったのをさっくりかっちゃいましょう。逆に40-50Lクラスはやや慎重に、65L以上の大型は体に合うのをしっかり探して買うことをおすすめします。

なぜなら、30L以下のカバンに入る荷物の容量は必然的に少なくなります。つまり重量も大した事ない=多少体にあってなくても、あまり違和感を感じることはないと思います。

逆に、大型のザックは時には30kg以上の荷物を背負って7日間とか歩いたり滑ったりするわけなので、体にあっていないザックで行くととんでもないことになります。

今回レビューするザックは、モンベルのグラナイト40L。この中型クラス(35-45L)のザックは日帰りハイキング(ガイド装備を入れる前提)、クライミング、1泊2日の山行など、多用途に使うことができるので、夏、冬通して一番出番が多いです。

自分も実際、ハイキングガイド中、アルパインクライミング、バックパッキングとこのザックを夏中使用しました。

全体的なシェイプは、”シンプル”
もともと外にゴチャゴチャついてるカバンも、付けることも嫌いなのでこのシンプルさはいいです。
また、シンプルだけにザックだけの重さも、1.25kgと軽いです。ライト・ファストが謳われる今日このごろ、ザック自体が重いんじゃ本末転倒ですので、この軽いっていうのは嬉しいです。

シンプルとは言っても必要不可欠なものは全て揃っているのがポイント。
なにが必要不可欠かというと、

ちゃんとパッティングがされた肩ベルト
しっかり締められる腰ベルト
ハイドレーションを出す口
アックスを付けるベルト
雨蓋

これだけあれば、充分でしょう。

背負い心地も、比較的重い登攀用具をいれて、がっつり歩いた時もザックが違和感に感じることはなかったです。ただ、これは個々人の体のシェイプもあるので、私の場合という注釈はつけさせてもらいます。

腰ベルトは締める際、内側にひくタイプなので、非常にきっちりしまります。
通常の外側に引っ張るタイプだと、力がない女性などは締め切れない場合もあるそうなので、これは嬉しい仕様です。

マイナスポイントは、サイドにあるポケットが伸縮素材だったら嬉しいですね。カバンにどうしても入りきらない場合、テントポールとかストックとかをさしたいのですが、パンパンにザックをすると、伸縮しないので頑張って押し込まないといけないので。

あと、アックスを付ける上部ループは、バックル式がいいですね。ベルトタイプだとアックスを取る際に全てはずさないと取れないので。

ザック選びは中々大変ですが、コツが掴めればそんな大変でもありません。
ザックがないと登山にもいけないので、さーショップにLet's Go!

このようにシンプル設計
アックスを付けた所。上部はベルト式なので、一度全部はずさないとアックスがとれない


ベルトがブラブラしないように、フックがある。これは便利


メインコンパートメントの上にはベルトが。ロープやジャケットが付けられるのでグッド

ロープをつけたところ

ハイドレーションをだす口。
最近クライミング中にこれが便利だと気づいた

胸ベルトの穴に通せば、ブラブラしない

雨蓋の上にループがついているので、ウェビング(別売り)を通せば、
入りきらない用具を付けることができる