CAA Level2 Module1

去年の11月から受け始めた、CAA(カナダ雪崩協会)のLevel2資格。概要はこちらから
Module1が10年11月 
Module2が11年2月中旬とやってきたが、 
いよいよ来週からModule3が始まる。 

Module3は試験となるが、合格のためには過去のModuleの復習が必須。 
ということで、今まで面倒でやらなかったBlogを更新することで、復習も兼ねようと思っている次第。 

Module1 
期間:2010年11月6日-9日の4日間 
料金:$900 
講師:James Blench、Mark Bender、Larry Stainier、Mark Klassen、Christoph Dietzfelbinger(発音不明)、Janis Johnson(心理学っぽい人) 

概要: 
雪崩専門のチームリーダーとなるためのチームビルディング方法、現場でディシジョンメイキングするための自分の思考方法の確認、スノーパックについて、雪崩地形について、ケーススタディなど 

感想: 
Level1とは大きく異なり、チームを引っ張るために必要な要素を座学でみっちりやる。スノーパックや気象などもカバーするが、おさらい的な感じ。 
雪崩チームをまとめるための、ミーティングの進め方、各メンバーの性格を考慮しながらのタスク割り当て、そしてすべての情報をまとめての発表。 
ぶっちゃけ語学ってのが一番壁。どうしても遠慮がちになってしまうので、ずうずしさが勝利の決め手。 

内容: 
Day1 
-チームビルディング(雪崩とは関係ないタスクを与えられて、決められた時間で、チームとしての結論をだし、発表) 
外部のテストを利用。通常チームとしての結論は、個人よりも良いはずだが、我々のチームの団結力は低かった(涙) 

-精神的、体力的に健康で仕事を続けていくためのコツ 
疲れがもたらす悪い意思決定。どのように自分をコントロールするか。 

-Situational Awareness(現場での危機管理) 
環境+ヒューマンファクター=危険 
STEPSという思考方法を使い、自分の状況を把握、疑問があれば、チームに質問。 
S(Snow & Weather、周囲の雪質と天気) 
T(Terrain、地形を把握) 
E(Exposure to danger、危険にさらされているか?) 
P(People and objective、メンバーのスキルとその日のゴール) 
S(Severity、事故があったときの結果) 

-山岳気象について 
教科書的な話 

Day2 
-Snow pack(雪質の変化) 
教科書的な話 

-ディシジョンメイキング(各個人の性格分析からの意思決定) 
良い意思決定とは、STEPSに沿っている、目的に沿っている、オプションがある、間違いを考慮し、修正している、マージンがある、制限時間に沿っている、レビューをする 

-リスクマネージメント 
リスクとは? 
雪崩危険度+危険にさらされている割合=リスク 

Day3 
-雪崩のリリースについて 
Initiation,Propagation,Toughness,Slab Properties。 
何cm下までスキーヤーの衝撃が伝わるか 

-危機に対しての性格 
客観的なテストで自分の性格を把握。ちなみに自分は、Invulnerability。つまり自分にはおきねーべ、的な思考。んーそのとおり。 

-不慮の事態にたいして 

-雪崩地形 
Stabilty is the questions, Terrain is the always answer。 
スタビリティーの不安定さは何の意味もなさなく、地形を一番考慮すべき。 

Day4 
-場所(広い-狭い範囲)により変化する雪質 
気候、天気、地形、高度などを考慮しながら、自分で常に予想することが大切 

-プロフェッショナリズム 

-習ったことの現場での実行 

-ケーススタディ 


勉強の三種の神器。Avalanche Handbookは読み応えアリ 

ずーっとクラスルームで疲れた。参加者は24名