2007年日本帰国_裏銀座からただいま



Blogかなり遅れているけど、北アルプスから帰ってきました。 

結論 
良いポイント 
1.景色に重みというか深みというか、趣があり飽きない 
2.景色のよい場所、稜線歩きが多い 
3.10月でも雪がない、少ない 
4.温泉がある 
5.交通機関が発達している 

悪いポイント 
1.登山道に石が多すぎ、地質的にしょうがないが 
2.稜線の真上に登山道が引いてあるので、アップダウンがおおい。 
トラバース的な道を増やしてもよいのでは。 
3.道を表すペイントマークが多すぎ、しかも石や木に直接吹きかけている 
4.直登が多い、スイッチバックしようよ。 


出発は新宿のバスターミナル。 
日本にいた時は車で移動することが多くて、ループ型の登山が多かったのだが、 
現在は車もなく、出発も下山もどこでもできるということで、バスを採用。 
このバス、片道4500円ほど。車内で寝てられるし、酒も飲めるし、運転する必要もないし、 
車なんかよりまったくもって良かった。次回もこれでいきます。 

1日目 
バスで信濃大町に降り立った後Taxiで高瀬ダムへ。約8000円。 
北アルプス3代急登といわれる、なんとかブナ尾根を登りだす。 
もちろん急登だったけど、なにより湿気が。。 
めちゃめちゃ汗かきました。帽子ひとつ、タオル一枚がぐっしょり。 
天気も良くなかったので、その後3日間濡れたタオルは乾かなかった。 
4時間ほど格闘の末に、烏帽子小屋に着。 
びっくり、すでに小屋は閉まっていた。 
つまり、水がなーい。幸い下で豊富に組んできていたので問題なかったけど、 
ちゃんと調べないとね。 
誰もいない小屋の近くにテントをはり、貸し切り状態の稜線キャンプを楽しんだ。 

2日目 
朝から天気が悪く、ガスっている。風も強くて結構つら目だが、テントを撤収して縦走開始。 
この日は、野口五郎→水晶→鷲羽と登って降りての繰り返しで、結構疲れた。 
カナダと日本の山はやっぱ違います。 
カナダは、ずーと登って頂上、そしてずーと降るって感じで、1日登る山は一つだけど、 
日本は、稜線上をあるいて、ご丁寧に登山道もきっちり稜線の真上についているから、 
ひたすらアップダウン。なめたらあかん。 
疲労困憊で三俣蓮華のキャンプ場へ。夜は冷えたっす 

3日目 
この日も朝も微妙。つーか夜が寒かった。 
今日もUp&Downの行程。 
三俣蓮華直下の稜線に上がった後、黒部小屋まで標高差300mほど降る。 
そしてそっから、黒部五郎岳までひたすら登り、黒部小屋までまた下り、 
黒部小屋から稜線を経て、三俣蓮華山山頂、丸山、双六を経て、双六小屋のキャンプ場へ。 
この日も本当に疲れた。腿もパンパンで筋肉痛。 
でも御飯が毎日おいしかったなー。 

4日目 
朝4時に空を見上げると満天の星空、天気は悪い予報だったので奇跡かと思いつつ、 
勇気を出して、朝日を撮影しに出発。 
なんとか沢岳?まで30分ほど真っ暗な中上り、朝日を待つ。 
徐々に空が明るくなってきて、焼けるか? 
焼けなーい。 
かなり普通の朝日だった。せっかく早起きしたのにー。 
朝食後、新穂高温泉に向けて下山。 
この下山もつらかったな~。 
日本の登山道は石が多い。足の裏が痛くて痛くて、カミサンは怪我持ちの膝をやられていました。 
ひーひーいいながら何とか下山。 
新穂高から中湯という温泉地にバスで移動し、帰国後初の温泉!。 
めっちゃ気持ちよかった。この為に歩いた感じ。 
普通のそばを食べ、バスに乗って新宿へ。 

来年もまた歩きたいな。