18 ハイキングガイド日記アシニボインエリアバックパッキング

【親子登山部】2018年8月26-28日遠藤様とアシニボインでキャンピング

親子で毎週末、登山へ
素晴らしいです!

2018年8月26日-28日

ヘリで入山アシニボインでキャンピング

8月最後のツアー、ってもう8月も終わりです。今年もあっという間に夏が過ぎ去っていきそうですね～、この場合の夏は夏シーズンっていう意味でして季節としての夏は既に過ぎ去りました。写真でも分かる通り山には既に雪が積もっておりますね。

ということで8月最後のそして秋シーズン最初のツアーは、東京からお越しの遠藤様ご一家をヘリで入山するアシニボインのキャンピングにご案内しました。

ヘリパッドの様子
最近はお客さんが増えたようでしっかりオーガナイズされていました。

今回の行程はヘリで入山、山で2泊、3日目に荷物はヘリで降ろしつつ28kmを歩いて下山、というものでした。荷物はヘリで降ろすのがキーポイントですが、それでも30km近い行程を無事に歩けるのか? 特にお嬢様13歳はまだ若いので、少し不安があったのも事実。

遠藤様一家は時間がある限り週末は家族で登山に出かけるとのこと。100名山も既に70座以上達成しているとのことで、まさに家族登山部。いつも歩き慣れているからでしょう、不安だった下山28kmも全く問題なかったです。素晴らしい!

また、この週は気温も下がり夜ですが雨も降ったりしたのですが、冬の上高地も経験がある皆様でしたので防寒対策もバッチリ。全く問題なくキャンプすることができました。私の出番もないぐらいでしたね(笑)

ということで、3日間のアシニボインの旅ダイジェストでどうぞ!

2018年8月26日

ヘリで入山後キャンプ場に移動

バンフにてギアチェック後、約1.5時間のドライブでヘリパッドへ。10分ぐらいのフライトでアシニボインエリアにひとっ飛び。楽ですねー。ロッジからキャンプ場は2km程離れているので歩く必要があります。テントを設営した後は時間があるので、Gog Lakeまでハイキングしてマーモットなんかを観察しました。

夕食ぐらいから結構強めの雨が降ってきましたが、大きなキッチンシェルターがあるので安心。暖かくして寝ましょうー。

ヘリコプターから見えたマウンテンゴート

無事にヘリで入山後ロッジ前でランチ

キャンプサイトまでは2kmの道のり
荷物重いですが頑張りましょうー

雲が多くアシニボインは見えませんでしたが、幻想的な風景

白の割合が多いマーモット

マウンテンゴートを発見!
結局説明しても皆様は見えなかったです(笑)

アップするといますよー

夕食その1
特製カツカレー

キッチンシェルターの様子
賑わっています

2018年8月27日

ナブピークに登頂

夜は明け方まで強く降っていましたがそんなに気温が落ちなかったのがラッキーですね。それでもキャンプ(標高2100m)から数百メートル標高を上げた地点から上は雪が降ったようで朝起きたらあたりの山はガッツリ雪がつもっていました。恐るべしロッキー。

今日の目標はナブピーク(2743m)。雪が心配でしたがトレイル場は暖かいのか全く積もっておらず岩場帯も問題なく歩くことができました。普段山歩きに慣れている皆様っていうのも大きかったと思います。ナブピークからのくだりはシークレットルートを通って一気にエリザベスレイクに下山。やらしい岩場を通るより、実は早いし楽なコースです。ルートファインディングが必要ですが。

夜ご飯はあったか鍋。お酒なんかも飲みながらあっという間に夜が更けていきました。

朝ごはんはラーメン

キッチンシェルターの立地

まずはナブレット(小ピーク)までの登り

雪が積もっていましたが天気は青空も出始めました

ピークまで最後の登り!

無事に登頂
おめでとうございます!

お昼ご飯は現地で作りました。
モンベルのリゾッタシリーズ、3分間でできて山に最適

ランチの風景

降る頃には雪もすっかりとけていました

夕食は鍋
美味しかったですー

2018年8月28日

28kmの下山

あっという間の2泊が終わり。この日は下山日。テントやら燃料、ゴミなどをロッジからキャンモアまで空輸し、我々は空身で下山。って言っても長い行程ですからゆっくり行きましょう。手続きをしている間ロッジのオーナーがコーヒーとクッキーを振る舞ってくれました。このへんのホスピタリティはカナダの人いいですよねー。

下山は主に降りなので距離ほど大変さはないのですが、クマの気配があちこちでするのでそっちのほうに気を使いましたね。幸い我々は見ることはなかったのですが、”落とし物”はたくさんありました。

最初あった不安はなんのその、終わってみれば最年少のあおいさんが一番元気。若いって素晴らしいですねー。若いときからロッキーやスイス、そして日本で登りまくっているので将来が楽しみですね!