最後のツーショット 今回はありがとう、また来年行きましょう! |
2017年5月2日 晴れ
行動時間 : 5.5時間(6:00-11:30)
距離 : 17.2km
標高差 ↑1615m↓1825m
行動時間 : 5.5時間(6:00-11:30)
距離 : 17.2km
標高差 ↑1615m↓1825m
カリブー山脈位置関係 |
カリブトラバース行程図 |
Day8行程図 |
つ・い・に最終日。前日のキャンプは台地上の上にいたので、この日は基本は滑り降りるだけ、朝5時起床予定でしたが、谷は4時20分にはゴソゴソ初めてやる気まんまん。この日も一番に起きて、朝からキャンプファイヤー、ではなくて火をコンロで起こして朝食を作ってくれました。サンクス!
我々が今回使ったストーブは新富士バーナー製のSoto。液体燃料を使うタイプですがMSRのバーナーのように予熱をしなくていいのが売り。このストーブは2010年の22日間のトラバースの時も使用したので使い勝手はわかっているのですが、少しデリケート。この手の山行であればやっぱ質実剛健のMSRに軍配があがりますかね。使い勝手を知ってコツを掴めば一応はOKなのですが、いきなり使うと上手く使いこなせませんし、壊れそうなパーツが多いんですよね。
話はそれましたが、キャンプ地から小一時間ほど歩くと滑り開始。標高2100mぐらいから一気に谷底まで滑り降りるので、滑りごたえ在り。ここでもやはり昨日の積雪が硬いクラスとの上に乗ってくれたので、意外に良い滑りを最後まで堪能できました。5月に入ってこの雪質は最高でしょう。さらに今年は雪深い年だったので、標高の低い下の方まで雪がつながっていてくれたので、これもラッキーでした。
下りだけ、しかも最後はほとんど林道なので3時間ぐらいでつくかなって勝手に思っていましたが、林道でも脇から注ぎ込む小川の部分だけは雪がなくえぐれているので、そこは板をはずさなければならなかったり、橋がない部分を渡渉したり、平坦な部分はひたすら濃いだり、最後は藪漕ぎしたりしたので、結局かかった時間は6時間半。
林道部分は消化試合なので退屈でしたが、それでも一歩一歩で高速道路に近づいている感覚、そして天気も晴れていたので、かなり新鮮なグリズリーの足跡にビビった以外は、この日も順調に終わりました。
高速についてからは、意外に難しいのがヒッチハイク。車を置いたヘリパッドがある町までは60kmほどあるので、8日間風呂に入っていなく臭いアジア人二人+でかいザック+スキーを乗せてくれる車は普通あまり現れません。こんな状況で使うテクニックは、”一人が隠れていて、荷物も見せないで、ヒッチハイク、捕まったら二人目とギアが登場作戦”。
15分ぐらい二人で試して駄目だったので、私が隠れて谷がトライ。車20台通ったら交代ね、って言いながら初めたら、なんと数台目でゲット! エドモントンの気の良いおっちゃんが止まってくれて、無事にValemountまで運んでくれました。しかも飢えているフレッシュなフルーツや自家製の鹿のサラミソーセージなんかも振る舞ってもらい、ラッキー。
ということで、距離約130kmを8日間かけて縦走した今回の旅。パートナーの谷もこの手の山行は多くこなしているし、体力もあり、日本人で食の好みも一緒。お互いストレスなく(多分)、厳しい場所もありながらも順調に山行を終えることができました。
誰の手も入っていない広大な地域を使っての氷河スキー縦走。これはカナダならではの山行スタイルでもあるので、今後ももっと行っていない場所に足を運んでいきたいとおもいます。
最後に改めてになりますが、ギアーサポート頂きましたモンベルさん、パートナーの谷、快く?送り出してくれたファミリー、皆様ありがとうございました!
また来年行きます(キリッ)!!
朝5時、外を見ると |
テントの外は盛大な火の手が! この辺がSotoストーブの難しいところです |
この川はギリギリスノーブリッジがあり |
この川はそもそも橋がなし |
最後は流石に雪はなし |
きれいな杉林の中を藪漕ぎ |
クマのごとく、いきなりがさっと高速に出て旅は終了!!! |
遂に下山、しかしここから60kmほどヒッチハイクで戻る必要あり |
オレンジとかバナナとかもらっちゃいました |
モンベルアウトドアチャレンジサポートプログラムを使用させていただきました。 スペシャルT-shirts |