2016年12月17-24日 日本人のみのバックカントリーロッジツアー

総勢10名の皆様を2名のガイド体制でご案内させて頂きました
2016年12月17日-24日
ゴールデンアルパインホリデイズ社のビスタロッジでのバックカントリーツアー

今年一発目のガイディングのお仕事は、なんと日本人グループをカナダのバックカントリーロッジにご案内させて頂きました!

 私の冬のお客様は95%が外国人の方々ですが、やはり日本人としては日本のお客様にカナダに来て滑って欲しいのが本音です。ただ、休暇の日程、情報の不足、資金など様々な障害があって実現しないのが現状。小人数のお客様は毎年来て頂けているのですが、今回のように冬にグループとして来ていただくことは実は今回が初めてでした。

今後、もっと情報発信をして、気軽に来て頂けるようになることが目標ですね。

とうことで今回のお客様ですが、
の2団体の混合チームの総勢10名様でした。オーガーナイザーの平野様は私の父親と同じ高校山岳部出身ということで、去年の夏のミスタヤロッジツアーに続き、父親のコネをフル活用させていたただ来ました。ありがとーおやじさん。

10名様を1人でのガイディングは冬は不可能なので、ガイドチームは2名体制としました。もう一人のガイドはロッキーに2名いるカナダ山岳ガイド協会認定スキーガイドの内のひとりであり、主にCMHでのヘリスキーガイドをしている先輩ガイド、後藤さんにお願いしました。さらに山小屋に入ってからのシェフは、プロスキーヤーの佐々木悠君に来てもらい、スタッフは全部日本人、お客様も全て日本人で山小屋貸し切り、そして山を貸し切りという夢のツアーを実現させたのでした。

貸し切ったビスタロッジ

今回選んだロッジは、ゴールデンアルパインホリデイズ社が4つ所有するロッジの内の一つ、ビスタロッジ。通常この手のロッジは7泊単位で貸しているのですが、12月のみ3泊と4泊ツアーのオプションがあります。日本からのツアーで山小屋に7泊すると、体力的にも、日程的にも厳しいところが多いと思いますが、4泊であれば日本から10日間もあればこれるので、スキーバケーションにピッタリ。ただ心配なのは雪だと思います。日本の常識では12月中旬はどうかなー、って感じですが、ここはカナダ! ノープロブレムです。過去5年ほど12月にこの付近にあがってガイドしていますが、毎回どパウダー! もちろん今回もどパウダーでしたよ、4日間の降雪は40cmほど。積雪も150cmが平均、深いところは2m越えていましたね。
12月中旬でこの積雪。既に雪降ろしが必要です
さて、バックカントリーロッジとはなんでしょうか?
今までのブログでも何回か取り上げましたが、改めて紹介すると

1. ヘリで入下山する標高2000m付近にあるロッジ
2. 入山者のみで付近の山を貸し切り=パウダー確定
3. カナダ西部だけで30箇所以上のロッジ点在
4. 個室&ベッド
5. シンプルな小屋から豪華ロッジまで様々
6. 人気があるので早期の予約が必須
7. ロッジを起点に自分の足で歩く必要がある
8. ヘリやキャットスキーと比べて格安

って感じですね。この中で一番のポイントは”貸し切り”。
これはロッジを貸し切るってこともそうですが、山域全部を貸し切るってことです。こんんこと国土面積が限られる日本では不可能ですよね。身近な例だとは立山を全て入山者のみで使用するイメージですね。

とうことで、日本人のみおこなったドリームツアーの様子、画像と映像でどうぞー。


まずは動画!

カルガリー空港からゴールデンに移動した次の日はロジャースパスで足慣らし
この日の気温はマイナス20度。
この寒さの中標高差700mを登って頂きました!

寒さでカロリーを消費した後はカナディアンサイズのバーガーを食べに

こちらのテーブルはアルバータ牛のステーキを食べていましたね

次の日はいよいよビスタロッジに入山

4泊5日の行程で、3.5日がっつり滑りました
スキーヤーホイホイのギャップ。2人埋まっています
スキーから返ってくるとまずは前菜が待っています
食事の合間に柴田さんによるフルート
初日の夕食はおろし和風ハンバーグ
小屋の管理人ジョニーをいれて総勢14名での滞在でした
ある日の朝食
納豆と焼き鮭定食!
雪はモサモサ降っておりました
テレマークターンの佐藤さん
フルート奏者の柴田さん
ガイドの後藤さん
夕食のメイキング
この日は刺し身とインゲンの胡麻和えとサバ
あと肉じゃがもありましたねー。
どれも美味
洋風の朝食もあり
ヘリなのでフルーツもたんまり持っていけました
レインボーロール寿司とうどん
このレインボーロールやばかったです。
これ山小屋の料理ではないです、はい。
朝食その2、まぐろのたたきと納豆

朝食その3、パンとオムレツ
最後後の晩餐。
酒をがっつり持っていけるのもGood
下山すると車は埋まっていました。
これ以上の量が山の上には降ったと思うと、がっつりパウダーでしたね
今回シェフを担当してくれたプロスキーヤーの佐々木悠。
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