2016年3月5日-18日 JMGAの講習を受けに日本へ


2016年3月5日から約2週間の日程で日本に帰っておりました。
今年はこれで早くも2回目の帰国、10月にも予定しているので、2016年度は3回日本に行くことになりますね。日本バンザイ!

今回の帰国の目的は、日本山岳ガイド協会(以下JMGA)の危急時講習という講習を受けるため。この講習は2日間に渡っておこなわれ、基本的には今からガイドになる人が受けなければいけない講習の一つです。

JMGAのロゴは三角
 私のガイド資格は、カナダ山岳ガイド協会(以下ACMG)認定資格。このガイド資格は各国にあるガイド協会が定めるもので、日本には前述のJMGAがあります。
11月と3月の2回、私はこのACMGのガイド資格を、JMGAの同レベルの資格に移行する為に、いくつか講習を受講してきました。資格移行に際しては、関係者の皆様にご協力をたくさん頂きました。この場で御礼を申し上げます。ありがとうございました!!

カナダのは丸
現在日本ではJMGAの資格がないとガイドをしてはいけないという明確なルールはない(私の知るところ)状態なので、”はい、私ガイドです”といってガイドが始められる状態です。

実はカナダでも国立公園以外であれば、勝手にガイドしてもいいですが、ガイドを雇う側(ヘリスキーやロッジ)はACMG(かCSGA)のガイド資格がないと雇わない、またお客さんの目が肥えているのでホームページにACMGロゴがないと信用しない、などの理由があり、ガイドと名乗る人間は皆ACMGを持っていると言っても過言ではありません。

日本でもその流れは必然的に起こるでしょう。また、JMGAは協会として、いちガイドが協会に入る大きなメリットとして、JMGAガイドでないとガイドができないように国立公園や各山岳地域に働きかけるロビー活動をして頂きたいと思っております。協会に入る自体にお金がかかりますし、高いお金と時間をかけて取得したJMGA資格の隣で、無資格者がガイドをしていてはメンバーは納得しないですしね。ちなみに、カナダは国立公園、州立公園はACMG(とその他の資格)でないとガイドすると違法になりますし、アメリカも独自の厳しいルールがあり、現地の有資格者を守っています。

日本の現状では、別にJMGAにを取得しなくても良かったのですが、最近日本での活動が増えた関係で、日本の現地ガイドさんとも多く知り合いになりました。その皆様はJMGAガイドさんなので、私も現地(日本)の皆さんと同じ状況でガイドをしないと失礼にあたると思い、JMGAガイド資格取得を思い立ったわけです。

11月立山の講習と今回の講習で無事にJMGAのスキーガイドステージ2と登山ガイドステージ2を取得できました。日本では個人のメンバーはJMGAへの直の加入ではなく、JMGA所属のガイド団体に加入する事でメンバーになれる方式なので、私は日本でスキーガイドを生業に生きているメンバーのみが入ることができる、”日本バックカントリースキーガイド協会”に所属することになりましたので、今後ともよろしくお願い致します!


2週間の滞在の内、講習は2日間だけだったので、後は飲んでおりました。
最近のバックカントリー愛好者は、ヨガが好きだったり、ベジタリアンだったり、ネイチャーな感じの人が多いですが、私は正反対、山にいない時は歌舞伎町にいます。

ということで、2週間の滞在もあっという間に終わり、時差ボケの中カナダでのガイド業務に戻りましたとさ。

地元で最近話題のレストランで母とランチ。
代々木八幡の”ライフ”要チェックです。
こけたら破傷風を覚悟だった土グランドの地元の公園がついにオサレな人工芝に。
んー時代ですな。
カミさんの実家でのご馳走。
今回は義理の息子だけの訪問でスンマセン!
新宿の龍馬の空で、お客さんと飲み会!
2015年にカナダにいらして皆様が集合してくれました。
三島さん調整ありがとうございます!
こちらが本番のJMGAの講習。
丹沢の登山研修センターで1泊2日
この部屋がまー寒かった。
低体温症の話がリアルに聞こえました
1泊3食付き。食事は賄いやさんが来て作ってくれました
講習はファーストエイドを中心に
こちらはランチ。
合宿状態ですね(笑)
ザック搬送。
これはやったことなかったので、勉強になりました。
ホームタウン
深夜3時ほど。
最後も母と。見た目はいいが、普通の味の店。
東京駅の行幸ギャラリーで世界の名所の写真展が開催中でした。
ロッキーはこの景色。んー綺麗

セルフレジってどこまで信頼してるんですか!?
成田エキスプレスの中で最後のランチ。
牛タン弁当。んー美味。
しばらくしたら認定証が届きました。
”職能資格に恥じないように研鑽ください”
とあります。ちーす頑張りまーす。
2週間でもたっぷりおみやげは買ってきましたよ。
娘に威厳を見せられる唯一の瞬間