アルパインサーマシェルパーカ(緑)
雪が遅かった日本もようやく12月末に入ってガンガン降り始めたようですね。
カナダはかなり良い雪でスタートしましたが、最近はマイナス20度ぐらいの寒い日が続いております。
さて、本日のレビューは冬のバックカントリーやスノーシュー、アイスクライミングに欠かせないゴアテックスのハードシェル。モンベルの”アルパインサーマシェルパーカ”です。詳細はモンベルのホームページからどうぞ
バックカントリースキーガイドとしては、アウターシェルは軽くてかさ張らないのが絶対条件。よっぽどの嵐ではない限りシェルを着ながら登るのは暑すぎるので、ザックの中にしまい、滑るときにだけだして着ます。この用途だと重くかさ張るジャケットだと邪魔になってしまいますね。
個人的には500g以上のジャケットは、バックカントリーには重いと思っています。
今回のこのジャケットの重さは484g、例えばアークテリクスのAlpha LTシリーズが400g、Alpha SLに至っては300gと比べると少し重いです。
ただ、84gの差は実際に着ていても、ザックの中に入れてもほぼ感じない重さですし、
500g以下なので、今までで15日間ぐらい使った感想としては、全く問題なしで、重さは合格です。
ちなみに、去年使用していた
コスミックパーカが630g、ダイナアクションパーカが450gでした。
ダイナアクションは2シーズンも使用するほどお気に入りでしたが、今年はこのジャケットで勝負することにします。
ということで、
良い点
1. ポケットが多い(胸ポケットがないのはマイナス)
2. 軽い(もっと軽いのも市場にはあるが)
3. ストレッチする(ストレッチゴアテックスというのを使用してる)
4. 透水性が高い(ジャケット着てハイクアップしても汗をあまりかかなかった)
5. アームピットジッパーがある(汗かき派としては必須のベンチレーション)
6. 袖に雪がつきにくい使用
7. 袖のマジックテープがしっかりと留まる
8. ヘルメットの上から被れて、絞れる大き目のフードがついている
9. 値段 35,800円ぽっきり!
10. 色のバリエーションが多い(3色)
改善点
1. 胸ポケットがない(ガイドとしては必須のポケットです)
2. 裏側の起毛加工(モンベル製品にこれが多いのですが、どうせインナーダウンとか持っているのでアウターシェルは起毛されている必要はないと思います、その分軽いほうがベター)
改善点は、ガイドという職業、汗っかきという肉体的問題、がない人にはあてはまらないでしょう。
ということで、かなり完成度の高いジャケットです。これを着て今年もガンガン滑ります!
フードをかぶるとこんな感じ |
174cm、65kgがサイズMを着用 |
アームピットポケット |
腕にある小さなポケット ライターを入れてみました。スキー場ではICチケットを入れられるかな? |
中のポケットは二つ。ジッパが片方に付いています |
胸ポケットがないので、無線は内ポケットへ |
深雪の際に必要なパウダーガード |
口が当たる部分はメッシュになっており、湿気を逃す構造 |
雪がつきにくく、しっかり留まる袖口 |
コードを絞ることで、しっかりと頭にフィットするフード |
コードを絞ったところ |
mont-bell(モンベル)