2日目は頑張りました。 距離24km、標高差1364m |
ガイド業とガイド業の間の休みを利用して、今春に受ける山スキーガイドの本試験に向けて、友人とワプタ氷原にトレーニング山行に行ってまいりました。
ガイド試験本番は、お客さんを実際ガイドをしている時より、はるかに高い技術が求められ、許容しなければいけないリスクも大幅にあがります(お客さんとはいかない場所にも行くということ)。これは試験中には自分の技術の上限、また少し超えるぐらいの課題を与ええることにより、そのストレス状況でどのように対応できるかを試験官が見たいためです。また、通常ガイディング中は安全へのマージンを多めにとって不測の事態に備えていますが、もし自分のギリギリでやっているとお客さんの安全確保が疎かになってしまいますよね? 試験ではこの自分上限をあげるためにわざとそのような環境を与えられるわけです。
ということで、試験に向けての練習は実際のガイディング中にはもちろんできず、友人と行っている時もなかなか難しいです。一番いいのは同じようにコースを受けている、もしくは受けようとしている友達と行って、お互いの技術を点検しあう方法です。
今回一緒にったのは、3人。
タスマニア生まれで、白馬在住のオーストラリア人のダミアン。
彼は日本で有名なHakuba Mountain Lifeというサイトや雑誌を運営しているガイドさん。
フィンランド人のエバ。彼女は去年試験落ちてしまい、今年再挑戦が控えていました。
フランス系カナダ人のニコラス。彼も去年の試験は不合格で再挑戦組。
行程は2泊3日。リードをガイドモードで交代でしながらいろんな場所に行きました。
2日目はBow hutから始まり、Mt.Gordonの周りをぐるっとまわるルート。今まで行ったことなかったし、距離も標高差も歩くコースだったのでトレーニングには持ってこいでした。
3日目は数年前に挑戦して敗退したマウント・コーリー。
今年は別ルートで挑戦するも、頂上稜線にあるダブル雪庇(両側に張り出した雪庇)+不安定な雪に阻まれ今回も敗退しました。
3日間でしたが、充実したトレーニングとなりました。
また明後日からチャッタークリークに戻ります。
ボウハットへのアプローチ。 雪がカリカリ |
早速ワプタ氷原へ |
セント・ニコラスピーク。 ここも登山に最適なピーク |
氷原の上 |
見える山々は全部登ることができます |
この日のボウハットは満員状態。 知り合いガイドx2、昔のお客さんx2、たまたま来た友人x1と知り合いが多かったです |
真正面にみえるのはマウント・バルフォア。 この山はまだ登ったことがないです |
マウント・コーリーの頂上稜線下部 |