これはとりあえず、自分にとっての最強のウィンドジャケット。超便利です。
凄いおすすめ。
今回Freshfieldsという氷原でスキー登山をしてきた際に、カナダ人の友人に着てテストしてもらいましたが、暑がりのカナダ人も絶賛でした。
残念ながらカナダでは販売していないので、アメリカから取り寄せかな?
ドイツのアウトドアショーで金賞も取ったとのこと。
その辺の詳細情報は、モンベルの商品ページでお願いします。
バックカントリービギナーやハイキングビギナーの方は、自分がどのような服装を着ればいいのかってのが、中々わからないものです。
実際ショップの店員さんに聞いた所で、各個人で寒さに対する耐性や汗っかき度が違うので、ぴたっとした回答を得ることは難しいのが実情。
つまり、自分で考えながら、自分なりの回答を得るしかないんですね。
しかも、新商品、特に新しい素材がでたりすると今までのやり方が通用しなくなることもあるので、ちょくちょく変えていく必要があると。
大切なのは、自分で考えること。この素材で、今回の気温、湿度、アクティビティのハードさがこうだから、このレイヤリングで行こうっと、毎回考える癖をつけると、自分に最適なレイヤリングを比較的簡単に見つけることができるようになってきます。
冬のレイヤリングで大切なことは、汗をかかないようにすること。
汗が乾く気化した際に、表面の温度も奪っていき、冬はすぐに寒くなりますし、脱水につながることもあります。
悪い例は、
レイヤリングが悪く着過ぎでスタート。
↓
すぐに熱くなり汗をかきはじめるが、皆を止めたくないのでしばらく続行
↓
我慢できなくなり脱ぐ
↓
脱いでしばらくすると休憩時間。まだ暑いのでそのまま休憩。気化熱を奪われる
↓
出発直前に寒くなり始めるので、一番最初のレイヤーに戻る
↓
同じ事を繰り返す
こうなると、一定の速度で歩きなるべく温かい状態を保ちたいのに、無駄なストップが多くなり、全体のフローも乱れ、いいことはありません。
ガイドがいる場合は、このへんのレイヤリングも含めてアドバイスができるので、問題ありませんが、やはり自分で考えるというのが、今後の自立した登山をするためにも必要でしょう。
ということを踏まえて、今回レビューするEXライト ウィンドジャケットの出番です。
自分の冬のバックカントリーのレイヤリングは、
速乾Tシャツ
速乾ロングTシャツ
雪崩ビーコン
次にこのEXライト ウィンドジャケット
よっぽど寒くない限りはこれでスタートします。最初は少し寒いぐらいですが、5分も歩くとすぐに丁度良くなってきます。そしてこのまま歩き続けると。
マイナス20度を下回る日なんかは、この上に更にソフトシェルかゴアのハードシェルを来てスタートしますが、それ以外は概ねこのレイヤリングで問題ないです。
休憩時はさすがに寒くなるので、止まった瞬間にすぐにダウンを着ます。そして出発直前にダウンを脱いでまたこのレイヤリングに戻ります。
さー何故コレで行けるかというと、それがこのジャケットの凄い所。
重量はなんと45gのみ。はっきり言って全く気にならない重さ。
しかも風はある程度防いでくれながらも、脇が大きくメッシュになっているので蒸れない。
つまり、ロングTシャツを来ているイメージだけど、風は通さない。
なので、このレイヤリングでずっと行けるわけです。
あと、若干背中部分がストレッチするので、この手のジャケットにありがちな窮屈感がないっす。これもグッドポイント。
それでも、直射日光が強くなる春なんかは熱くなった場合、やはり脱ぐのですが、45gしかないので、カバンのウェストベルトに付いてるポッケなんかにさっと入れておけ、収納場所もとりません。
今日、来れを着てジョギングにも行きましたが、ロッキーの春はまだ肌寒く、山からの風も若干ある、でも汗を多くかくアクティビティ。こんな状況にもピタッとくるので、快適に走れました。
冬だけでなく、夏のハイキングにももちろん持参予定です。
みなさんも試してみて下さい。
大きさはこのぐらい。隣はApple TVのリモコンです |
腰に収納袋がついており、そのまま詰め込むことが可能 |
唯一のマイナスを上げると、反射板がすぐに剥がれて来ました。 まー個人的には気にならないけど、日本のお客さんは気になるかな? |
話題の脇のメッシュ。このおかげ蒸れゼロ |
174cm、65kgが来た所。サイズはM |
このように収納しています。すぐに出せるしね。 |
mont-bell(モンベル) (2014-02-13)