ACMGスキーガイド資格-アルパインスキル編-Day1

前回の概要編の直後に、当コースを受講していたのだが、アメリカ旅行、パトロール業務開始と重なってブログの更新をさぼっていたので、ここで意を決して更新。 

カナダでヘリやキャットスキーのガイドとなる為の長い道のりは概要編を見て頂くとして、いよいよその道のりの突端となるコースを受講してきた。 

ネーミングとしては、Guide Training Skiing(以下GTS)。 
このGTSが4コンポーネントから成っており、 
2010年9月20日-24日の日程で受講したのが、Alpine Skills。 
受講料は700ドル。 
コース中はアルパインクライミングの聖地バガブーのコンラッド・ケインハットに泊まりこみでみっちりと、いろんなことを教わる。 

9月末は一般的にクライミングシーズンからは外れるので、山小家は我々の貸切と思いきや、ハイキングの人、高校の課外授業の生徒達(20名ほど)など、なかなか賑わっていた。 

Day1 
9月24日 
朝Briscoという町の小さなスーパーに待ち合せ、何台かの車に分かれ、CMHバガブーロッジに移動。ここで、顔合わせ、コースの概要などのレクチャーがインストラクターからある。なんと昼食もバガブーロッジで食べさせてもらえた。 
ちなみに、CMHバガブーロッジはヘリスキーロッジで超豪華。夏の様子はこちら 
暖かなロッジに後ろ髪をひかれながら、雨の中コンラッドケインハットに向けて、アプローチをする、約2.5時間。 

●講習内容 
1.Waiver(権利放棄書)の説明方法 
→日本には馴染みが薄いが、こっちでのアウトドアアクティビティには必須の書類。いわゆる”何があっても訴えません”という書類。説明の仕方を間違うと無効になったり、サインしてもらえなかったりするので注意が必要。 

2.各ギアーの特徴、耐性など 
スキーガイド中に使用するギアについて知っておかないとレスキューもできないので、一つ一つレビューをする。 
スキーガイド中に使用するのは、10mmのロープ、各種スリング(7-8mm推奨)、ヘルメット、ハーネス、アイゼン、アックス、カラビナ、ビレイデバイス、アセンダー、アイススクリュー、スキー、ブーツ、バインディングなどかな。こっちは氷河スキーが主なので、ギアーもクライミングよりのものが多い。 

特にダイニーマ製のスリングは熱に弱い、ノットを作ると耐性が半分になるなど、使用に注意が必要。ダイニーマって日本の東洋紡とオランダの会社の特許だそうな。 


朝の集合場所にいきなり熊が登場。今頃は冬眠しているだろうな 

一人前のガイドになるまでの道のりを改めて紹介される 

CMHバガブーでの食事。残念ながら持参したおにぎりを食べる俺  

ハイク開始。辺りは黄葉して綺麗だった 

12名の参加者が4グループに分かれ、各グループのメンバーに食事を振舞う。 
自分はカツカレーの夕食と、ラーメンの朝食を担当 

下界は雨だが、ここでは雪。かなり積もり始めた