身近でない人

残念なことに、今日サンシャインで死亡事故があった。
他のスキーヤーとぶつかり、コントロールを失ったスキーヤーが木に胸を強打し、
肺もしくは気管へのダメージにより、呼吸困難になり、心肺停止。

自分が現場に到着したときには、既に同僚により心肺蘇生が始まっていたが、
患者は既に息をしていなく、誤解を恐れずに言うと、既に物体化していた。
自分も、心臓マッサージを行ったが、まったく恐れも、気の高ぶりもなく、冷静にひたすらマッサージを行った。同僚も顔色一つ変えていなかった。

もちろんこれが家族、知り合い、たとえ顔見知り程度でも、皆かなり動揺した筈だが、まったく知らない人の場合、ここまで冷静でいられるのかと不思議に思った。
ただ、既に物体化していなく、苦しみながら死んで行く人、もしくは出血などを大量にしている人を見たら、また違った気持ちになったのだろう。

例は変だけど、その場で殺される牛を見ていたら食欲をなくすけど、切り身になっている肉は問題なく食べる事ができる。ということは、解体業者の人は肉を食べられないのかな?いや、慣れてくるから食べられるだろうな。外科医が死にゆく人を治療できるのと一緒で。

結局は、身近な人に起きる問題だから自分にも影響するのであって、他人であればそれがどういう状況であろうとも、自分にはさほど影響を与えないという結論に。
んーそんなもんなのかな、本当に。

今日の朝はマイナス24度。4月でこんなに寒いのかよー。見たいなブログになる予定だったんだけど、急遽内容変更でした。