大事故が

昨日、自分の休みを堪能している間、職場のスキー場では大事故が起きていた。

場所は、サンシャインで一番急なコース、SilverCity。
去年からあいたこのコースは、年間でも開く日があまりなく、やばさが伝わるのか、入る人もあまりいない。
通常のコースと違い、雪崩コントロールが非常に難しく、雪崩の専門のSnowSaftyの人達も、結構シビアに扱っていた。
昨日は、そのコースの上に発達している雪庇を落とそうと、爆弾を何度か爆発させ満足の行く結果が得られたということで、SnowSaftyの一人が中に入って、カメラマンがそれを撮影していた。
SilverCityの中にも何コースかあって、彼はTomahowkといわれるコースの核心部分で止まっていた。

大事故が起きたのはその直後、コントロール後の雪庇の残りが崩落し、雪崩が発生。彼は、核心部分をすぐさまクリアして、雪崩から逃げるが、時に時速100kmを越す雪崩につかまり、そのまま埋まってしまった。
雪崩のコントロール直後だったので、多くのパトローラーが見ていたので、すぐさま現場に駆けつけ、掘り起こし、心肺蘇生をおこなう、ここまでで発生から4分たらず。ヘリコプターもすぐに駆けつけ、大病院へ搬送。

結果は、頚椎の1、2、4を骨折。幸い、手足の麻痺も、障害も残らないとのこと。
かなり重症だが、不幸中の幸いといえるのでは。

実は雪庇の崩落とともに、カメラマンとその友人も一緒に落ちた。
これまた、幸いに一人は、ロープで元々つながれおり問題なし。
もう一人も200mの崖の数メートル上で止まり、他のパトローラーにより、レスキューされた。

常日頃、これってパトロール業務内?っていうロープレスキューのトレーニングや、雪崩のシュミレーションを頻繁にしていたので、かなりスムーズに全てが行われたようですが、自給1000円ちょっとでやっているレベルを超えているんじゃないかと思ったわけです。

来年からこのコースを開けるのかな?そこまでしてエキストリームコースを開ける必要があるのでしょうか?スキー場ですよ。

自分は休みで協力できなかったのが残念。
あと、最近雪崩に対してとかの意識が薄れているので、改めて気をしめなおす必要を感じたアクシデントでした。

被害者は現在ICUに入っているので、落ち着いたらお見舞いに行きます。