【クライミングの経験必要なし!】2019年6月12日 ノーケイスキー場でヴィアフェラータ体験会

こんな高度感も安全に手軽に楽しめちゃいます (photo by ワプティックカナダ)
2019年6月12日
マウントノーケイスキー場でヴィアフェラータ体験会

【動画】当日の様子(2分の動画)

皆様ビアフェラータってご存知でしょうか?
発祥はイタリア、第一次世界大戦時にイタリアからアルプスを越えて軍人を移動させる際に、岩壁にはしごや鎖、足場を設置していた物が戦後も岩場に残置され、おーこれ登ったら楽しいんじゃない? って感じで再整備しアクティビティとして利用し始めたのが、事の起こりのようです。ということで、ヴィアフェラータの本場はヨーロッパ。ドロミテやらツェルマットを始め広範囲に整備されているようですし、キナバルやアメリカにも普及している、一般的になりつつある遊びです。

そんな楽しそうな遊びがカナダにないわけがなく、ロッキーではマウントノーケイスキー場が5年前から営業開始、観光で有名なアイスフィールド・パークウェイ付近にもボランティアにより整備されていたり、ヘリハイキングで有名なCMHのロッジでも独自で設置していたりします。

ヴィアフェラータの基本は、ハーネスとヘルメットを装着し、ハーネスから2本伸びるリーシュ+カラビナの安全装置をケーブルにかけながら、はしごや手すり、ワイヤーの橋などを頼りに岩壁を登っていくものです。基本的に安全ですが、高い場所が嫌いな人、ハイキングをした事が一度もない人などには、少しハードルが高いのでおすすめはできません。とは言っても、全行程において手がかり、足がかりがあるので、クライミング的な下地はあれば良いですが、なくても問題ないです。

今回は、そのマウントノーケイで働いている後藤さんがバンフにある各会社の担当者をご招待いただき、1日体験会に参加してきましたので、そのレポートをさせていただきます。

ノーケイまでの足
バンフからは無料シャトルが出ます。レンタカーがある人はバンフから車で15分ほどなので、自分で行ったほうが早いですね。

無料シャトルがバンフからあるので便利

装備
基本装備(ハーネス、ヘルメット、カラビナ類、ハイキングシューズ)のレンタル料は全て込みですので、ぶっちゃけ手ぶらで行っても問題ありません。ただ、短いコースで2.5時間長いと6時間もあるので、自分の個人装備(雨具、防寒具、水、お菓子、日焼け止め等)を入れるデイパックは持っていったほうが良いですね。

料金
詳細はノーケイのホームページを参照して頂きたいですが、
一番短い2.5時間で169ドル、長い6時間で349ドル(ランチ、終了時のドリンク+軽食付き)です。

1日のスケジュール
1. ノーケイスキー場のデイロッジに集合後、全員ウェイバーにサインをします。
ウェイバーの詳細はこちら。平たく言うとなにかあっても訴えません、っていう誓約書ですね。

2. 担当ガイドからギアの支給

3. リフトに乗って登り口麓へ、そこでカラビナなどの使用方法の練習

4. 2.5時間から6時間のツアーに参加

5. リフトの上部で解散、上の絶景レストランで一杯引っ掛けてもよし、ハイキングで帰ってもよし、リフトに乗って帰ってもよし。
※ガイドさんへのチップはお忘れないようにしてください。北米ではレストランやタクシー同様、アクティビティガイドへのチップも慣習となっております。

注意点
日本から旅行される方は海外旅行保険に入ってこられると思いますが、ハーネスやカラビナなどの登攀具を使用する遊びですので、何かあった場合一般の保険では対応できない可能性があります。詳細は個人で調査して頂く必要がありますが、この手のアクティビティをされる予定があるのであれば、特別危険担保特約、などの特約を付けることを強くオススメいたします。
ちなみに、国立公園ですので山から町へのレスキュー搬送は無料です。その後の救急車代、治療代などは実費になります。

とういうことで、ロッキーに住んでいながら初めてヴィアフェラータに参加しましたが、正直めっちゃ楽しいです。安全が確保されているとは言え、ワイヤーの上を歩く、オーバーハングの登る、このような体験は中々できないです。

クライミングをやらない方でも是非挑戦してください。
予約は、オンサイトからも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

後藤さん今回はありがとうございました。
ちなみに、後藤さんの会社は、ワプティックカナダ
前後の送迎やハイキングに興味がなく、これだけやりたい!って方は直接問い合わせちゃってくださいませ!

急な岩場も安心(photo by ワプティックカナダ)
角度が変わるので少し難しいムーブもあり(photo by ワプティックカナダ)
絶壁ですが安全なので笑顔もでます(photo by ワプティックカナダ)
みんなびびったハシゴ、ドリフだったら上が取れて向こう側に。。
(photo by ワプティックカナダ)
いえーい(photo by ワプティックカナダ)
橋もぶっちゃっけ結構揺れます(photo by ワプティックカナダ)
3本ワイヤーの橋
これも揺れるので怖いですが、落ちることは基本ないです。基本。。
(photo by ワプティックカナダ)
今回のメンバー
バンフのガイド会社さんとの交流も楽しかったです
終了後のアプレ、豪華すぎ!