スコーキマウンテン頂上からの大パノラマ! |
スコーキエリアの概念図 |
「あとくされがない」
”物事の終った後に面倒なこと、煩雑なことが残らないさま” 実用日本語表現辞典より
2017年8月19日-26日の日程で、角本様、八束様をスコーキエリアのバックパッキングを中心とした行程で案内させていただきました。
角本さんは4年連続4回目、八束さんは2年連続2回目の参戦。
毎度ご贔屓にありがとうございます!
さて冒頭の言葉、これの謎はブログのどっかにでてきますので、気になる方はちゃんと読みましょう!
角本様、八束様
2017年度もバックパッキングにお越しいただきありがとうございました。
山火事が多く煙が多い今年のロッキーでしたが、お二人のいた1週間は本当にあたり!
煙を飛ばしにまたいらして下さい。
来年の素晴らしいコースも既に用意しておりますので、連勝記録を是非伸ばして下さい。
今後とも宜しくお願い致します!
2017年8月19日
カルガリー空港でお出迎え
去年一緒に歩いた安達さんは今年は別行程でロッキーに 一緒に空港でお出迎えをし再会しました |
バンフに向かう途中にカナナスキスで小休止 |
九州のお客様と静岡のお客様のおみやげのコラボ めんべいうまいっす |
2017年8月20日
カナナスキスのバリアママウンテンルックアウトで足慣らし
初日は時差ボケ解消、足慣らしを兼ねて1日ハイキング。この日は山火事の煙が全般的に、更にレイクルイーズ方面は雲が多そうな予報だったので、カナナスキスの展望コースをチョイスしました。
足慣らしと行っても標高差700mほどあるので、結構歩きましたね。
でもお二人とも元気にこなして頂きました。さ~明日はいよいよスコーキエリアに荷物を背負って入山です。
1年ぶりに再会のお二人 昔話に花を咲かせながら歩きました |
2017年8月21日
駐車場からMerlin Lakeキャンプ場へ入山
時間:7時間、距離:27.7km、標高差:750m
体が慣れていなく、荷物が重いのでバックパッキングで明らかにダントツに一番つらい日は初日。しかも25km以上歩かなければ行けないとなると尚更です。ただこのツラさを超えないとバックパッキングだけがもたらしてくれる快楽にたどり着くことはできないのです。
今朝の皆様の荷物は平均15kg。小柄な女性にはキツイと思いますがしょうがないです。ちなみに私は今回テントを削ったので20kgぐらいの荷物で済んでおりますので、いつもより軽い!
そんな日頃のおこないの良い我々に早速幸運の女神が微笑んだのは、スタートから5分後。何を隠そうこのコース最初の4kmがいきなり車も通る砂利道で標高差300mと景色もなく、精神的にもきつい部分。ここで優しいレイクルイーズスキー場の職員が車で通りかかり、"乗ってくー?”との神の声。もちろんYES、ということで1.5時間はかかる最初の難関をわずか15分で突破できちゃいました。
その後は、数十年に一度の皆既日食を見逃しつつ、順調に駒をすすめ、今日から連泊するマーリンレイクのキャンプ場に到着しました。
良いキャンプ場ですが、最近の乾燥でテントサイトが砂っぽいのが玉に瑕でしたが、2泊するので明日は楽ちん行程。
体の半分以上の大きさのザックですね。頑張れ! |
アンデスのような景色ですが、スコーキロッジは未だに馬で荷揚げしています。 |
ヤナギランが満開の中バックパッキングはすすむ |
1ドルコインの図柄になっているLoon ハシクロアビ君 |
上手く補正ができなかったので白黒勝負ww |
ナキウサギもせっせと冬の準備をしていました |
マーモットの親子 何を話しているのでしょう? |
ジガディナスレイクへ降りていきます |
初日からこの景色はたまらんす |
続いてミヨソティスレイク |
チムニームーブ |
1920年台にできたスコーキロッジで一休み ここからキャンプサイトはわずか1km |
めざすはMerlin Meadowsキャンプ場です |
おやつは今年導入の枝豆ペペロンチーノ 唐辛子忘れました。。 |
夜ご飯はサーモン丼 んーキャンプ最高! |
今回の私の寝床 風通し抜群、蚊が友達! |
食材はくまさんの興味を惹かないようにこのような場所に釣り上げます |
2017年8月22日
スコーキマウンテンに登頂
行動時間:6:20分、距離7km、標高差580m
そんな軽い荷物で目指したのがスコーキ・マウンテン。スコーキに来ているのですから、やはりスコーキマウンテンに登らないと行けないですね。幸いこの日は快晴、山火事の煙なし、無風と最高のコンディションが揃っちゃいました。
こんなコンディションが良い日でしたので、頂上でランチを調理し、昼寝をし、景色を楽しみ、ゆーっくり山を楽しみました。
頂上でこんなにゆっくりできるのも稀ですので、本当にラッキーな一日でした!
目指すはSkoki Mountain! |
がれ場を登っていくと、間もなく頂上 |
頂上はこの景色! |
明日行くレッド・ディアーレイクを見下ろす |
頂上で食べたのは日清のカレーメシ 写真はなしですが、美味かったです |
無風の中、昼寝を満喫 |
青空のもと降ります |
8月23日 ベイカーレイクに縦走
距離:7時間半、距離:15km、標高差:20m
二日間お世話になったマーリンレイクのキャンプサイトを後にした我々はいよいよ縦走開始。と入ってもあと2日間分の食料しか入っていないので比較的カバンは軽い(筈)でしたね。この日も天気は晴れ! ご飯後は少し暑すぎるぐらいでしたが、天気の良いことに文句を言うと罰が当たっちゃいますので、辞めましょう。
確かベイカーレイクまでも誰にもすれ違わなかったような、ってぐらい誰もいない場所でした。途中に通るCotton Grass Passなんかも広々とした谷でカナダの雄大さが詰まったルートでしたね。
結構早くキャンプサイトに着いたので、キャンプ場近くにあるBaker Lakeに足を浸したりして午後を過ごしました。
マウント・リチャードソンの朝焼け |
休憩中に少し湿った寝袋を乾かし中 レッドディア-レイクにて |
コットンウッドパスを次のキャンプサイトに向けてゆく |
この日の前菜はオイスターのオリーブオイル漬け 明日はオイスターピークを目指します! |
テントはモンベルで統一 |
この日の朝は焼きそば定食 |
8月24日 オイスターピークに挑戦
距離:6時間、距離:10.5km、標高差:520m
このピークへの道は昔はあったのでしょうが、現在はなし。少しガサガサ森の中を歩きながらの行程となりました。
最初の休憩で、Yさんが一言 ”Kさん後腐れないようにたのしもうねー”
私はちゃんと聞いていた訳でなかったのですが、んっ!?と思い、それを言うなら”くいが残らないように” ではないでしょうか? というと、Yさんも”そーそれです(笑)”と。
あとくれさない、っつーともう来てくれない、ってことになってしまいますからね。聞き捨てならないわけです(笑)
ぜひ後腐れあって、また来てくださいねー。
ピークへの道も一筋縄では行かず、超急登! そしてザレザレ、しかも雨が降ったり、上は超強風で立っていられないほど。ということで、鞍部の部分までは頑張ってあがりましたが、そこで試合終了。一時上がった雨もまた降りそうでしたので、スナックだけ少し食べて下山しました。
それにしても鞍部の逆側、つまり風下側は全く風がなく、逆側は飛ばされそうなほどの強風。山では地形をうまく利用しないと駄目だと痛感した1日でした。
そして、この日の夜はサプライズ発生!
何を隠そう私の誕生日は8月25日。前日のこの日にお菓子のケーキとウィスキーをプレゼントで頂いちゃいました。荷物になるものをわざわざ持ってきていただいて、本当に恐縮でした。ウィスキーはイッキに飲んでおきました(笑)
お二人様、お祝いして頂きありがとうございました!
お二人様、お祝いして頂きありがとうございました!
ザ・U字谷のCotton Grass Pass きれいな場所です |
オイスターピークを目指しましたがここが最高地点 裏側は爆風です |
風の中を下る ここかなり急でした |
最高到達視点は指先 |
誕生日プレゼント! ありがとうございます! |
8月23日 ベイカーレイクから駐車場
距離:5時間、距離:16.5km、標高差: ↑118m↓730m
さ~遂に最終日。楽しい時間はあっという間に終わってしまうものです。ずーっと続いていたら楽しくなくなっちゃいますから、これはしょうがない。人生メリハリです。
朝は水たまりに氷が張るぐらいの気温に下がり始めたロッキーですが、バックパッキングにはまだまだ良い時期でした。
この日は距離は長いですが、登りもほとんどなく、さくさく歩いて無事にトレイルヘッドに着、っと思いきや最後にビッグイベントが。
最後の最後にすれ違ったカナダ人グループが2分と立たずに戻ってくるのが見えたら、その後ろに巨大な3つの影が!!
そうです、グリズリーの親子が通り過ぎたのです、山の中でも合わないように気をつけていましたが、気が緩んだ最後に巨大なのが通り過ぎるとは。
レイクルイーズスキー場エリアのクマは比較的人間との距離を知っているので、危険はないと思いますが、あと数分ずれていたらばったりでしたでしょう。
ふーあぶない。
ということで、いろいろありましたが楽しい4泊のバックパッキングとなりました。
ありがとうございましたー。
ご来光がさしてきたベイカーレイク |
最初の登りではヤナギランとアネモネの種に光があたり綺麗でした |
初日に通ったターミガンレイクも見えてき |
マウントテンプルをバックに一枚 |
こんな上に登っているんです |
行きに車であげてもらった道を帰りは歩きます。 これぐらい歩かないとバチがあたりますね |
最後に見たくまちゃん 私はベアスプレー構えていたので、写真提供は八束さん |