2016年12月4日-9日 日本バックカントリースキーガイド協会の仲間とカナダ氷河研修

最高の立地のアサルカンハットで記念撮影
またみんなで来たいですね~

2016年12月5日-9日
日本バックカントリースキーガイド協会のカナダ氷河研修
私の活動拠点はカナディアンロッキー。なのでここのカナダ山岳ガイド協会(ACMG)の資格でガイドをしておりますが、ここ4年間は、北米人からの要望が増えてきたので、冬に日本でもバックカントリーガイドをやる機会が増えてきていました。そんな折、紹介をいただき日本のガイド協会、日本山岳ガイド協会(JMGA)を取得する機会もあり、現在はACMGとJMGAのダブル資格で活動をしております。

カナダのACMGの場合我々会員はシンプルにACMGに直接所属すればいいのですが、日本の場合は少し事情がことなりJMGAには直接所属できずに、その下部団体に所属するとJMGAに参加することになります。その下部団体は日本全国に恐らく100以上はるのでしょうか?全国各地にいろいろな団体があります。

JMGAの資格を取得したあとに、私が参加させてもらったのが、日本バックカントリースキーガイド協会(AJSG)。この団体はパタゴニアアンバサダー加藤会長のもと、少数精鋭でバックカントリーを片手間ではなく生業としている人間だけが集まっている団体です。
ホームページはこちらから

そんな団体の有志の仲間が、今回はカナダに来てくれて一緒にバックカントリーの聖地ロジャースパスでの氷河研修をしました。
研修にはカナダのやり方を導入したり、日本のやり方を教えてもらったり、情報交換をしながら、かなーり濃い時間を一緒に過ごしました。カナダに住んでいる分会ったことないメンバーが多かったですが、ガイドの横のつながりは非常に大切なもの、良いきっかけとなりました。

ちなみに、今回参加された皆様自分の会社を持っている方が多いですね。
日本のお客様は是非下記のガイドさんを頼りましょう。カナダに来る場合はもちろん私に!


研修中の気温は平均でマイナス20度。一度だけマイナス19.2まであがりましたが、心底冷えました。それでも山小屋があったので研修自体は予定通りのスケジュールをこなすことができ、皆様大満足(のはず)。

1日は朝7時のご飯にはじまり、8時にガイドミーティング、9-16時まで実技を行い、17時に午後のガイドミーティング、18時から夕食、19時過ぎから各種トピックを話し合うイブニングセッションと、1日中みっちりとやりました。そして使用する資料は全て英語なので、これまた大変。体力以上に皆様頭を使いましたね(笑)

最終日近くになると既に次回の話もちらほら。次回は是非春にヘリで入山するベースキャンプ型でみなでがっつり滑りたいですね!

ということで、一緒に過ごした皆様大変お世話になりました。
日本に行く際はよろしくお願いします!

前日にゴールデンに集合し最後の買い出し
ゴールデンのパブで顔合せ
バンドがいて全く会話は聞こえず(笑)
顔合わせ&ミーティング
このあと何回ミーティングしたでしょうかね?
ロジャースパスのセンターでもAMミーティング
ミーティングではこんなことを書いていました
使用前
photo by Naoyuki Kato
標高差900m、約5時間歩くとこの景色に到着
アサルカンキャビン!
中はこんな感じ
質素ですが快適です
あたりには氷河がたくさん
小屋でもミーティング
クレバスレスキューの練習
滑りにいきましょー


寒いけど雪質は最高でした

ナイトセッションのいちトピック
”手袋の品評会”
ソリ搬送の練習
傷病者役の内河さん寒い中ありがとうございました!
氷河や崖からのセルフレスキューの練習
この瞬間だけは暖かかったようですね
今から滑ります!
みそ汁の味を巡ってのバトル
この日の夕食はハヤシライス
ご飯を全面的に担当してくれたRinaさん、かなり感謝です、
ありがとう~!!
素晴らしい雲海と朝焼けの日もありました

この日も出発

マウントロジャース方面
こちらも良さそうですねー
マイナス25度。。。

アルピニスト的な
テングスノーキャットのマネージャーU氏

4日目の山小屋はA.O.Wheeler小屋
暖炉があってまったり
今回の皆様のお気に入り
シナモンウィスキー、Fireball
最後の晩餐
Fireballで乾杯!

キレイな針葉樹林の森をゆく
使用後
ありがとうございましたー