バガブー~ロジャースパストラバース Day2

2005年4月24日(日)晴れ 
コンラッドケインハット(2150m)~Vowell氷河~Malloy氷河 
距離:10km 
標高差:+1050m,-500m 
最高高度:Bugaboo&Snowpatchのコル(2750m) 
行動時間:14時間(休憩7時間30分) 
(朝)オートミール、(昼)パンパニコル、チーズ、サラミ、(夜)キヌアカレー 


5:00起床 
7:30出発 
10:00Bugaboo&Snowpatchのコル 
12:00~20:30Ballow氷河上のコル&昼食&夕食 
23:00,2515mでキャンプ 

2日目。昨晩の疲れも取れないまま5時起床し、早速準備。今回のリーダージュロームが自分の持っている燃料の一部を持ってくれることに。これは助かるー。 

準備を早々に終え早速出発。やっぱり重い・・・。この旅一つ目の氷河CrescentGlacierを超え、早速今日の核心部スノーパッチスパイヤーとバガブースパイヤーの鞍部に向けての急登を終える。急登だったがちょっと雪も緩んでいたのでずーとスイッチバックしながら登れた。鞍部からの下りはまだまだ朝のうちで硬い雪の上をスーパーヘビー級のバックを背負って二つ目の氷河VowellGlacierへ滑降。とりあえず問題なく滑れた。一滑りの後休憩を取り、また登り。名無しの鞍部に着いたところで、またまたロングブレーク。これは次に降りて登る斜面が雪崩の危険が高い場所なので冷えるのを待つ為。 

今回の旅はこの『待ち』がキーになりそう。 合計で4枚使用する地図のうちの一枚『82K・10 HowserCreek』を終了。後3枚分の地図。 

休憩している場所にはCMHのヘリコプターが頻繁にランディング。そう、ここはヘリスキーでも使われている場所なのだ。お客さんは不審そうに我々を見ていた。 

夜8時ごろ夕食を済ませアイスベイスンと呼ばれる場所へ滑降。まだまだ雪が柔らかく、スキーがかなり沈みターンができなかった。体力を消耗しベイスンの下部へ。こっからクレバスの間を縫いながらの登り。深夜11時ごろキャンプ地に無事到着し、テントを張って就寝。途中から月が出てたのでヘッドランプなしでも登れた。 

このキャンプ地から東に少し行くと、常設のイグルーがあるらしいが、我々はテントを持っているのであえて使用しなかった。 
バガブーの夜明け、今日も晴れだ 

伝説クライマーの名前が冠された、コンラッドケインハット 

室内 


出発! 

スノーパッチスパイヤーの麓をコルに向けてあがる 

パスの向こう側の景色。すげースパイヤー達が立ち並ぶ 

ピジョンスパイヤーを遠望 

こんな重い荷物を背負って滑ることは初めて、腿がいたいー 

一緒に行ったWhistler在住の純一 

キーである日暮れ待ち、後ろにヘリスキーのヘリ 

待っているのも退屈しない絶景