バガブー~ロジャースパストラバース Day13

2005年5月5日(木)晴れのち曇り
Devil'sNeve懸垂滑降ポイント~GlacierCirqueキャビン
距離:3km
標高差:+150m、-300m
最高高度:懸垂滑降ポイント(2100m)
行動時間:11時間30分(休憩2時間30分)
(朝)グノーラ、(昼)パンパニコル+サラミ+チーズ、(夜)ハッシュポテト+サラミ


行程:
8:00起床
10:45出発
13:15懸垂下降終了
14:20~15:20昼食
17:00核心部下で引き返し決定
19:00キャビン発見&就寝

ここまできたら、後は懸垂滑降を慎重にこなし、最後の氷河にあがるだけなので余裕のスタート。しかし5人で懸垂滑降2回、氷爆のトラバース1回は予想以上の時間がかかった。その上懸垂滑降終了地点からのスキーも気温が暖かすぎる為最悪のコンディション。谷底に着いたところでランチを取るがそこらじゅうで氷河、雪庇の崩壊による雪崩が頻発している。

ここから上がる斜面はちょうど懸垂氷河の下を通らなければならなく、しばらく今後の予定を議論するがとりあえず近くまで行ってみることに、17時になっても気温が下がらず危険な状態が続いていた為、近くにある筈の山小屋を探し、明日の早朝出発することに決定。

ここの山小屋は探すことが困難な事で有名で、実際自分らもかなり探した。GPSがあっても小屋自体が森の中にある為、誤差が出て上手く見つからない。皆で距離をとりあってバラバラで探すことに。約1時間後なんとか探し当て入ってみると、かなりクールな山小屋。なんでもカナダ山岳会が初めて建てた小屋だそうだ。もちろん我々の貸切で、暖炉を燃やし、食材をいっぱい食べ、明日に備えて就寝。13日ぶりの屋内での睡眠は最高だった。
遂に明日で終了!



いきなり核心の150mの懸垂下降に向かう 

荷物が重いと懸垂も注意が必要 

降りたルート。人と比べると壁の大きさがわかる 

次の氷原にあがるスロープ。雪崩の危険性が高いので早朝にやっつけることに 

渋い、グレーシャーサークルハット