2017年5月4日 今年最後のバックカントリーガイドは土屋様とヒルダリッジへ


二人で趣味をたっぷり楽しむ理想のスタイルなご夫婦

記念すべき16-17年の冬のガイディングシーズンの最後は2年連続、ロッキーに滑りに来て頂いた土屋夫妻をコロンビア大氷原にほど近いヒルダリッジに案内させ頂きました。

土屋夫妻は去年も最後のガイディングのお客様でしたね。来年も3年連続でお願い致します!

去年の様子はこちらから


5月になると流石にロッキーも気温が上がるので、バックカントリーは標高をあげないと滑るのは難しいです。ですので、通常山小屋などに何泊かしながら、氷河上を縦走したり、頂上を目指したりするツアーが多いですが、バンフ発着の日帰りとなると、行ける場所が限られてきます。ということで、今回は少し遠出して、コロンビア大氷原のちょい手前、ヒルダリッジという場所で滑ることに決定。

それでも、数日間夜の気温も氷点下に行かず再フリーズがなかったので、雪全体が緩んでいおり、全層の雪崩の危険が高そうな展開。朝早く出て、緩みすぎないうちに滑るのが安全な日、ということで朝7時にホテルにお迎えに上がり、早速出発。

ヒルダリッジまでは車で2時間ちょいほど。駐車場の標高も2200mと高く、風も強かったので体感気温的にはそうでもないかなと感じる1日でしたが、実際の気温は比較的高く、やはりどんどん雪は緩んでいきましたね。登る時は問題ないかなと思える雪質でしたが、滑る頃には、もろにストップ雪! 滑らない人はストップ雪って??と思いますが、雪なのに滑らずにギュッ、ギュッと板が掴まれる感じで、前に進まないんです、でもたまに進む場所もあるので、危うく転びそうになる。結構修行系な雪質でしたねwww.

1本滑り終えて、天気もよかったので2本目言っても良かったのですが、相談の結果1本でお腹いっぱいということで、下山開始。

その頃からヘリコプターが頭上を飛び始め、何をするかと思ったら雪崩の危険性が高まってきたので、ヘリからのダイナマイト投下しながら、雪崩コントロールをしていました。あたりで、ドカン、ドカンという音を聞きながら、無事に下山し、バンフへ帰宅。最後は最高のお日様のもと、バンフのパティオで乾杯して、来年の再会を誓いました。

土屋様
2年連続の最後のお客様としてロッキーにいらしていただきありがとうございました。
次はヒルダホステルに泊まりながら、バックカントリーをしましょう!
ゆきえさんはスプリットデビューお待ちしております。

ありがとうございましたー!!

行きはロッキーの観光列車がちょうど通過
ヒルダリッジ
どこ滑ってもOK!
ここがホステルの入り口、ハイクアップ開始
10分あがってすでにこの景色
旦那様は今年からスプリットを導入!
奥様の板も担いじゃうほどの、機動力
風が強かったので稜線手前でランチ
雪の壁で風をシャットダウン
だんなさま
面ツルでも、
私のシュプールが物語る超ストップ雪
アサバスカとバウンダリーピーク
スノーボールもたくさん発生していました


帰りはグリズリーにも遭遇!
クロッシング近くの展望ポイント
この標高は雪は全然ないです
青空のもとバンフのパティオで乾杯
我々が返ったあと国立公園のコントロールで大規模な誰が発生!
道路は2日間ちょいクローズになりました。
これに引っかかってたら、帰れなくなるところだった(汗)