Gear Review バックカントリー用ザック モンベル ランドナーパック22L

ゲレンデやヘリスキーに最適の22Lサイズ

バックカントリーのシーズンも真っ盛りなので、冬のアイテムをどんどんレビューしていきます。
今回のレビューは、モンベルのランドナーパック、サイズは22Lです。
これはバックカントリー用のザックですね。

バックカントリー用のザックはなんぞやと言うと、雪崩ギア専用のポケットが付いているが特徴です。雪崩が起きて誰かが埋没した際は、一刻を争いながら埋没車を発見し、シャベルで掘り起こす必要があるので、他のギアとは別にいれておく必要があるのですね。
あとは、スノーボードやスキーが付けられるようになっているのも特徴の一つです。

このランドナーシリーズには、15L,22L,33L,40Lと4種類もあるので、用途によって使い分けることができますね。
私は、通常のバックカントリーガイディングの場合に40L、キャットスキーガイディングの時には22Lを使用しています。

一般の方で一つのみザックを買うなら、多目の容量として40L、もしくは割り切って30Lを選ぶという手もあります。

40Lのレビューはこちらから

この22Lも40Lに続き、非常に完成度の高い作りになっております。
色は、オレンジと紺の2色展開。40Lが紺だったので、22Lはオレンジにしておけば良かったとこのブログを書きながら感じています。両色とも良い色合いですよ。

グッドポイントは、
22Lと少ない容量なのでシンプルに必要最低限の機能のみを実装しているところ、そしてパッディングは少なめに(軽い荷物しか背負わないので分厚いベルトは必要ない)なっているので、カバン自体が軽い、というところでしょう。

いくつかスキーヤーには必要のないベルトが付いていますが、逆にボーダーには必要なので、これはしょうがないですね。

ということで、バックカントリー用のザック。一家に一台は必要でしょう、
モンベルショップにGo!

40Lと22Lの大きさ比較

さて、22L版ですが、もちろん容量は少ないです。ガイドじゃない皆様も1日のツアリングには小さいでしょうね。ですが春で防寒具が完璧にいらない、ゲレンデアクセスで持ちものが少ない、そしてヘリやキャットなど滑り専門だが、プローブとシャベルは必要、などの用途に最適な大きさでしょう。

スノーボード用のストラップが背面に2本。
注意! これはスキーを担ぐ時に使用するベルトにもなるので、ボーダー以外も切らないようにしましょう(笑)
側面、手に持っているスキーを止めるようのループはボードのストラップと同じです

アイスアックス用のループは2本ついています
雪崩ギアのポケットを開けたところ
プローブ、シャベルは問題なくおさまります。
プローブはブラックダイヤモンドの240cmのやつ
ギアポケットの内側に更に小物入れがあります
ボード用ストラップがギアポケットに干渉してしまうのが難点。
設計的にはジッパーの裂けないようにわざとこうしているようなのですが、
頻繁にシャベルとプローブを出す私としては不便。
40Lのザックは切っても、スキーを担ぐ時に影響がなかったので、切っちゃいました
ショルダーストラップにある小物入れ
チョコバー用?
ショルダーストラップにあるスノーボードを安定させるためのストラップ。
これはスキーヤーには完全に不要なので、切ってしまいました。
メインエリアをあけたところ。
スキンとタープで半分以上は埋まりますので、容量はそれなり
メインエリアにも小さなポケットが。
私はヘッドランプをいれています
このザックのアクセスは背面からのみ
サイズ的にはしょうがないでしょう
普通にあけるとショルダーベルトが邪魔になるので、
下記画像のようにストラップをひっくり返して使用します
ショルダーベルトをひっくり返したところ
ウェストベルトは薄くてパッドはなし。
この容量では荷物が重くならないので、問題ないでしょう