ガイドの持ち物を見てみよう!


皆様がガイドを雇う理由はたくさんあると思います。
道を知っている、英語ができないので、自然に詳しく説明してくれる、車での移動サービスが付いている、最近はレイクオハラのバスが個人で取れなかったから、なーんて方もいらっしゃいます。

そんな中でやはり大きなウェイトを締めるのが、”安全のため”。
これが理由の中に入る方は多いと思います。

では、なんでガイドさんが付くと安全なのでしょうか?
答えは簡単、安全に1日が終わるように耐えず考えているからです。
前日までの天気、当日の天気、お客様の体調、体力、チームワーク、トレイルコンディション、歩いている時も周りを実は観察しています。動物の気配はないか? 落石などあり得るか?滑落したらどうなる?

私なんかは歩きながら雑談が多いですが、色々なところを観察しながら歩いているわけです。これはお客様は知る必要はなくて、”見えないところでやっている”ってところがポイントですよね。キョロキョロしながら歩いているガイドさん、挙動不審ですからね(笑)

そしてこれも見えない場所ですが、背負っているザックの中には安全に1日が終わるように必要なアイテムが入っております。その中の殆どは使用しないものかもしれませんが、万が一、これが全てのキーワードです。ただ万が一のために、テントを持って歩く訳にはいかないので、必要最低限に絞って、これらがあれば最低限対応できるという線があるわけです。これはガイドさんによって違います。

何かアクシデントがあった時の対応、現場でのファーストエイドやスムーズなレスキュー要請はもちろん大切な技術ですが、その前に何もないように注意する。これが目指すべきガイドですよね。

ということで、私の日帰り装備を紹介します。


1. ザック
装備が多いので40L使用していますが、普通なら25-30Lでいいでしょうね。
モンベルにこんなザックはない? ふふふ、今秋に注目です。特にバックカントリー愛好者のかた、乞うご期待

2. 防寒具
ロッキーのハイキングでは防寒具必須です。フリースでも可

3. タープ
人数によってもっと大きいタープも使用します

4. ファーストエイドキット
薬、バンドエイド、ポケットマスク、添え木用のフォームなど

5. 1Lのテルモス
山専ボトルを使用しています

6. トイレットペーパー&ライター&消毒液
お腹弱いもので必須です

7. レインジャケット
なんと袖が取れるタイプの新商品! 後日レビューします

8. レインパンツ
パンツも半ズボンになりまっせー

9. ベアスプレー
クマの多いロッキーハイキングには必須です

10. ザックカバー

11. 細引き
5mmを30m
タープを貼ったり、ベアハング作ったり

12. ヘッドランプ+予備電池
ブラックダイヤモンドスポット

13. リペアキット
ペンチ、瞬間接着剤、針金、テープ、ライターなど

14. 無線
携帯の電波が殆どの場所で入らないので緊急時のレスキュー要請は業務用無線でします

15. ハイキングポール
モンベル製ですが、廃版の模様

16. 日焼け止めとリップクリーム

17. メモ帳

18. お弁当とお菓子

19. サプリ
ツムラの68番もお客様用に常備

20. 手袋

21. ニット帽
手袋とニット帽はすぐに出せるように雨具のポケットにしまっています。
ロッキーは雨が降るとすごーく寒くなりますので、セットで使用することが多いです。

22. 双眼鏡
とーーくにいる動物の観察用

23. のこぎり
もしもの時に枝を切ったり、ヘリを呼んだ際のランディングポイント作りのため

24. 地図

25. お客様用のダウン予備

26. お客様用の手袋予備

27. お客様用のバラクラバ
Buff製

上記のギアをこのザックに入れて使っています
重量7.6kg。これにランチと水の中身が入るので約10kgぐらいでしょうか?